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夜中よりは、
だいぶ雨は止んできた。
「リリリリリリーン!!!」
静かな部屋で激しい音をさせながら、目覚まし時計が鳴る。
午前6時半。
(あぁ。あの頃はこんなに早く起きてたんだっけ…)
そう思いながら、
机の上にある時計をOFFにした。
お通夜は夕方。
まだまだ時間はある。
かといって寝る気分じゃない。
でも何かする気分でもない。
ふと、机の端に目をやる。
そこには、さっき隼人のお父さんからもらった紙袋があった。
「隼人の日記…。読んでみようかな…。
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