突然の訪問

2/7
前へ
/86ページ
次へ
今日は、仕事も休み。 何の予定もないし、もう少し寝よう…。 まだ、まどろみの中で、私は、二度目の睡眠をしようとしていた。 ピンポーン。 「・・・。」 勧誘かもしれないし、無視しようと思っていたら、 ピンポーン。 「・・・。」 ピンポン、ピンポン、ピンポン。 ドンドン! 「黒沢!」 誰!! 仕方なく、起き上がって、そぉぉっと除き穴を見てみたが、相手の立っている位置が悪いのか見えない。 仕方なくドアをそっと開けてみると、 「黒沢、居留守使ってんじゃねぇよ。」 何故か、会社の先輩の相沢 悟がいた。 私は、 「相沢さん、何でいるんですか!?」 寝起きで、頭が働かないうえに、こんな状況で私は、パニックだった。 相沢さんは、 「黒沢って彼氏いる?」 と脈絡のない事を聞いてきた。 私は、 「いませんけど。」 思わず普通に答えた。 「じゃ、問題ないな。」 何が???? 頭がついていかない。 「とりあえず中入れてよ。」 と相沢さんは、当然のように言ってきた。 私は、突然の出来事に思考回路が停止してしまって、 「どうぞ。」 と言われるがまま、中に入れてしまった。
/86ページ

最初のコメントを投稿しよう!

230人が本棚に入れています
本棚に追加