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若干の不安はあるけど、普通のOLをしてたら、こんな高級エステに行ける機会はないかと思うと、すっかり欲に負けてしまった。
相沢さんは、
「いやぁ、言ってみるもんだなぁ。」
なんて軽い笑顔で言った。
そこに
ピンポーン
とチャイムがなった。
私は、今度は何だろうと思って、玄関を開けると、
そこには宅配のお兄さんが立っていて、
「お届けものです。」
と言った。
何だろうと思っていると、部屋の奥から相沢さんが、
「それ、俺の荷物。」
と、言って受けとった。
「・・・。」
相沢さん、私が断るとは思っていなかったんだろうか…。
~っ、これだから、モテる男は!
荷物も受け取って、少し落ち着いた私は、
「何で私の家の住所が分かったんですか?」
と聞いた。
相沢さんは、
「会社の名簿で調べた。」
と、しれっと言った。
社員の個人情報を、私用で使うなよと、心の中でつっこんだ。
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