淡き日々

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嫌だと母に言うとそうよねと母は力なく言う。 それならと母がもう一つ願い事を言った。 『今から教えることはいずれあなたの力となるでしょう。 それをあなたは受け入れなさい。 一つは人以外の生き物に語りかけてみなさい。 もう一つは今から《標的指定 首》と言ってナイフを投げてみなさい』 それを言うと母は薔薇が柄に刻まれたナイフを渡してきた。
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