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2階の私の部屋に入ると私をベッドに座らせて、自分も隣に腰をおろした。
「ごめん。私…。」
「晴香と何かあったか?」
ズキッと心臓が軋む。
「晴香に…大嫌いって…言ってしまって…――。」
押し出すようにそれだけ言って私は俯いてしまった。
「あー、もしかして、あの事でか?」
和希が少しため息をもらす。
私は静かにうなずく。
「お前、知らなかったんだな。」
あの事…今日、初めて知らされた。
晴香が遠くへ行ってしまうことを……
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