ープロローグー

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一人の少女が立っている。腰近くまであるその髪は絹のように細く、漆黒にそまっている。 少女の顔を見ることは出来ないけれど、なんの不審感もなく僕は少女に声を掛けようと近付こうとする。 しかし身体が言うことを聞かず、まるで別人のようである。 それでも前に進もうとすると少女が静かに口を開き、澄んだ声で一言、「また会おうね。」と呟いた。
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