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本棚に追加「ananでも拾ってお読みになられたのですか?」
「……はぁ?」
「いけませんよ、お嬢様。あのような世俗的な雑誌の情報に翻弄されてはいけません。」
なんてとんちんかんな返事をするバトラーだろう。しかも整った顔を美しくゆがめて。唖然としている摩子に夕食に相応しい装いを見繕って手渡すと、瀬田はうやうやしく礼をした。受け取って、ありがとうと言ってしまうと、そのゴーイングマイウェイ具合に、もうどうでも良くなってきた。
「それからお嬢様。たしかに健全な身体ではございますが、私はバトラー兼お嬢様の教育係です。この理性を甘くみないでください。大人になられたお嬢様の裸を今また見たとしても、心はさざ波もたちません。少々の刺激で盛る一般男子と一緒にされては困りますよ。では。」
ーーパタン
かわいた音で扉が閉められた。

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