ゆ~かいぶ!

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ゆ~かいぶ!

「えー、ですから、この学校の規則を守って、楽しく生活するように。そして――」  入学式、皆が校長の話を聞き流してきた頃、 「おい、起きなって、そろそろ時間だぞ」  小声で隣の人が俺に話しかけ、肩を軽く揺する。  俺はそれで目を開け、起こしてくれた人を見る。  山本哲也、俺の友達だ。あ、俺の名前は谷口純。 「ん……ふぁぁああ。あ、ほんとだ」  半開きの目で体育館の時計を俺は見た。  校長が礼をすると、皆が拍手をする。  そして、入学式が終わった。
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