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「仕方ない……あとで連絡してみるか」
「それがいいんじゃない?」
「ああ、そうする……っとごめん、ちょっとメール来た」
気を取り直して夜の食事を用意し始めようとしたその時、俺の携帯からバイブと共に着信音が鳴り響く。
「健治達の誰か?」
「いや、健治達はこの着信音じゃないはず。 ……あぁ丁度よかった、姉ちゃんからだ。 !?」
「鈴ねえか。 ってどしたの?」
姉ちゃんから来たメールを開くとある文字が浮かび上がる。
―――――――――――――
12/31 15:13
姉ちゃん
無題
……………………………………
玄関開けて?
――END――
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玄関開けて?
これって姉ちゃんの家の玄関……じゃないよな? ってことはここの玄関?
唐突過ぎて、メールを理解するまでに1分程掛かりました。
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