核爆弾投下。

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「えー、では1位なのですが……。1位は、3つの中から1つ選べます。」 3つの中から1つ?どーゆーこっちゃ。 選択肢ってことかな。 「1つは外出許可証。2日間使えます。1枚の許可証で、最大3人まで一緒に出かけられます。」 キタァァァァァア!!!!! ヒャッフォォォォォォオ!!! これだよコレ!俺が望んでたのは! もう1位しか見えない。 「2つめは生徒会とのお茶会。これは2位のクラスと同じですが、人数が違います。3択となので必然的に参加メンバーは少なくなり、2位のクラスよりも僕を含め生徒会の皆さんと会話できる確率は高くなります。」 はっきり言おう……興味ないね!! 生徒会が人気だろうと、アイドル並みだろうと…興味ないね!! だって男だもんね! 可愛い女の子なら迷ったかもだけども。 「3つめは…」 海はここで一度息を止めた。 ……微かに口の端が上がったような気がした。 これは、多分、なにかたくらんでるっていうかなんというか……海にとって最高の物なんだろう。 そう、例えば…… 「デート券です。」 BL関係、だな。 ほれ。見事に当たり。 「これは、券を持つ自分と、自分が一緒にどこか出掛けたい人…と一緒に学園の外に出かけることができます。 外出許可証とは違い、1日限定ですがその代わりデートに行く場所や、店の貸しきりなど面倒な手続きなどは全て学園が行ってくれます。」 これは、腐男子のテンションMAXな景品ですね。分かります。 なんだかさっきより海が生き生きしてるように見えるしw 「……それでは、質問はありますか?」 海が聞くと、今度は1本手が上がった。 今度は大人しそうな子だった。 「はい。どうぞ。」 「あの…副会長様はこの大会に参加なさるのですか?」
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