核爆弾投下。

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「あー、できる限り頑張ります…」 「よし、戻っていいぞー。」 お許しを得たので席に戻る。 なんかどっと疲れた…。 ぐーっと伸びをして…ふと、視線に気がついた。 なんか、見られてる。 え、なに?なんなの? 「多分担任と話してたからじゃないのか?」 「……あ。あー、そーゆーことかぁ。」 ヒイちゃんがとまどってる俺に気づいて教えてくれた。 そういえばあの先生もイケメンだったなぁ。 あまりにも自己中ホストだったから忘れてたわ。 確か親衛隊もいたなぁ。 睨み付けてくる奴等に苦笑しながらひらひらと手を振ってやる。 なんでもなかったよー、的な意味を込めて。 すると俺の視線に気づいた人たちは慌てて前を向いていく。 「……なんか、疲れたわ…」 「お疲れー」 俺が疲れすぎて演技を解いて机に伏せると、ヒイちゃんはふわふわと頭を撫でてくれた。 ありがたい。癒されるわー…… ……また回りから睨まれてる視線を感じるけども無視だ無視。 「あ、そうだ…。なんかドッチの王様は今日の放課後会議室らしい。」 「てことは俺先に帰ることになるのか。了解。…あ、昨日のこともあるし親衛隊に顔でも出してくるか。」 「ごめん、頼むわー」 「いや、こっちこそごめんな。」 別にヒイちゃんが謝ることじゃないのに、ヒイちゃん優しすぎるわー。 マジオカン。 …つか、ヒイちゃんが頭撫でてくれるのが気持ちよくてうとうとしてきた……。 ちょっと寝させてもらうか……。 おやすみ。
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