プロローグ

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「…………ふはー…ポカポカで気持ちよかったぁ~」 自室に入り、 地毛かカツラか分からないようなカツラをはずす。 そしてカラコンも取る。 すると、銀髪と蒼い目が現れる。 一応ヒイちゃんにもバレてないんだよね。 実は 入学当時から、面白そうだなと思い、学校の時はずっと変装している。 うん。特に意味は無いのさ。 入学の時、姉に言われたんだよね… 『変装hshs!!イーくん!!あんた変装していきなさぁぁぁぁぁい!!王道総受けを目指すのよ!!さぁ…転校生とかじゃないのは残念なんだけどさぁぁぁ!!そこはもう仕方ないってかイーくんなら転校生とかじゃなくても十分素敵なのよぉぉぉ!!!さぁ!このカツラとこの眼鏡を!!!!!』 …正直なに言ってん全然分からなかった!! 宇宙人かと思ったね!姉なのに!! けど、手に持ってるもっさもさのカツラとぐるぐる眼鏡でろくなことじゃないって思った。 俺の姉、無自覚の馬鹿力で、逆らったら俺の体の骨という骨がボッキボキにされそうだったから逆らえなかった。 でも、もさもさのカツラとぐるぐる眼鏡だけはマジで勘弁だったから この茶髪のカツラと黒紫のカラコンで勘弁してもらった。(姉はめっちゃ文句ありそうだったが) と、いう軽い経緯でこうなった。 「………まぁ、いいか。」 普段邪魔になることは無いからね。 このカツラいいやつだし。蒸さないし。
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