見えた!?

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やっぱり俺にはないのか…… 俺は少しガッカリした。 とにかく今は頭の整理をするため ゆっくり考えた方がいい。  俺は家に帰るため来た道の方へ向いた。 すると そこにはあのお爺さんが立っていた。 「お前は自分の能力に気付いたじゃろ?    生まれた時から決まっている運命の赤い糸  が見える力じゃ。」 「それは今、分かった。  だけどなんで俺に…  それに俺だけ……ない。」 「これもすべて運命じゃ。  生まれた時からお前は決まっていたんじゃ。  そしてお前だけないのは…」 「お前だけいないのは…なんだよ!!」 「お前次第じゃ。  今はそれしか言えないんじゃ。  でもわしはお前ならやってくれると  信じておるぞ。」 お爺さんはそう言うと姿を消した。 「お前次第って…どういう事だよ…  何で俺なんだ。何をすればいいんだ…」
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