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<side 龍斗>
~1週間前~
「気持ちぃぃ――!!」
俺は授業をサボって屋上にいた。
いつもここに来るとなんか落ち着くし
誰も来ないから静かでのんびり出来るからよく来るんだよね。
そう思いながらいつものベンチの上で
寝ようとした。
その時…
「いい加減にしてよ!!」
何だか向こうが騒がしい。
ここからは死覚で見えないけど女の子が
もめてるいるようだ。
俺は気になり覗いてみた。
そこには隣のクラスの真耶ちゃんが誰かを庇って3人の女の子に立ち向かっていた。
「まだやる気?
もしこれ以上、美波に何かするなら
あたしが許さない!!」
美波って俺によく話しかけてくれる子だ!!
「はぁ?あんたに関係ないでしょ!!
大体その子が龍斗君の周りをうろちょろするからでしょ!!」
リーダーっぽい女の子がそう言うと
残りの2人が美波ちゃんを殴ろうとした。
ヤバイ!!
話の流れ的に俺のせいだ!!
助けなきゃ!!
そうして走り出した時
「殴るならあたしを殴りなさい!!」
真耶ちゃんが叫んだ。
そして二人が真耶ちゃんを殴ろうとした時
「何とかセーフ。」
俺はギリギリで女の子達の手を掴んだ。
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