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更衣室まで
着いてく…
着替えを待つ間
切ない気持ちを
押さえながら
必死に笑顔を作ろうと
ひでなりに
「泣かんでもいいじゃん」って
言われるけど…
泣きそうなる…
玄関までの１分の
ホールの間
そっと、手を繋ぐ
ひでなりの歩幅に
合わせて…
進む車イス
キスの代わりに
おでこを合わせる
ひでなりの変顔に
安心する…
「今度は☆☆だ」と言って
たったそれだけの
二人の時間…
そんなことが
かけがえない時間
見えなくなるまで
私は、見送る…
ひでなりの後ろ姿
そっと…なぞるように
女として
幸せを噛みしめた…
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