4722人が本棚に入れています
本棚に追加
「最初に言っておくが、俺は良い人間じゃない。感情で動く時もある。ルイに迷惑もかけるだろうがよろしく」
これは俺が良いと思った人に言う決まり文句である。
「私こそよろしくお願いします」
俺とルイはそう言い握手をした。
「影は優しいですね」
ルイは今まで1番良い笑顔になっていた。
「さあね、俺案外Sだからどうだか」
高校ではドSとよく言われていたからなあ。
「魚そろそろ焼けたんじゃないか?」
「そうですね」
魚はいい具合に焼けていた。
「「いただきます」」
シナプスの魚は日本の魚とどれくらい味が違うかと思ったが、よく考えたら俺は川魚を初めて食べた。
でも、生まれて初めて食べたシナプスの川魚はとても美味しかった。
「そう言えば、ルイって何歳?」
名前は聞いたが年は知らなかった。
「……………今さらですか?」
「聞くの忘れてた」
「17歳です。影は何歳ですか?」
俺と同い年なのか。
「俺も17歳だ」
「私達同い年なんですね」
「あともう1つ、この世界にはギルドはあるのか?」
「ありますよ」
「気にするな俺は大抵いつもそんな感じだ。それで、ギルドはどんな感じなんだ?」
「そうですね。今のうちに魔法とかの最低限の知識を教えておきますね」
「頼む」
最初のコメントを投稿しよう!