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薪を集め始めてしばらく時間がたった。
「これくらいでいいか」
ある程度薪を集めて、何時でも火をつけられるように準備をする事にした。
もしこれから本当に小説じみた通りなら、魔法を使えなければシナプスではやっていけないだろう。
正直な話?魔力があるかもどうかも怪しいくらいだ。
しかも、もし魔力があったとしても魔法が使えなければ何の意味もないのだ。
「チートでも使えたらなあ」
そんなことを言っていたら、薪の準備は終り、後は魚をとるだけになった。
「小説見たいに出来ないかなあ」
無駄かもしれないが試しに……………
手にとある漫画と同じような火の玉を浮かばせるようにイメージにする事にした。
ボッ
「えっ!?」
俺の手から火の玉が出ていた。
これこそ王道な展開だ。
火の玉をとある漫画のように、薪を目掛けてスイングをして火の玉を飛ばすと………
ドッカーーーン!!
薪は爆発し、全て黒こげになっていた。
「やば……………」
せっかく集めたのに、また1から拾い直しかあと思っていると。
「影大丈夫ですか!?」
そこには息をきらして立っているルイがいた。
「何があったんですか?」
ルイが心配そうに聞いてきた。
正直、心が痛いです。
「ちょっとな………………」
俺は今起こった事をルイに伝えた。
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