主人公の近くは巻き込まれやすいから気をつけろ!

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「可笑しいなあ」 回りを見回すと俺と龍以外だれもいなかった。 この道はいつもかなりの人が通り賑やかな道なはずなんだが。 「どうしたんだ?」 龍が俺の発言に気づき話しかけてきた。 「ハァー、回りに人が誰もいないと思わないか」 「本当だ」 どうやら全く気づいていなかったようだ。 まったく、こいつは何を見て歩いているんだこいつは………… 俺が呆れていると、突然龍の足元が光始めた。 「何だ!?」 龍の足下に目をやると、そこには漫画で出てきそうな魔方陣が書かれていた。 「離れろ!」 何故かわからないが俺は魔方陣から嫌な感じがした。 俺は気づけば叫んでいた。 「えっ」 龍はまだ気づいていないのか、気の抜けた声を出していた。 次の瞬間には魔方陣はさらに強く光始めた。 俺が逃げようとすると……… 「待って!」 龍は混乱のせいか俺を掴んできた。 「馬鹿野郎!」 俺はあと少しの所で龍のせいで魔方陣から出れず、魔方陣は最高に光ったと思ったら目の前が暗くなった。
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