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「キャーー!」
前方から悲鳴が聞こえて来た。
悲鳴の声の大きさからして、ここからかなり近いようだ。
「行くか」
俺は悲鳴の方に走っていくと、そこには熊みたいのとプテラノドンみたいのが女性を襲おうとしていた。
「仕方がない」
俺は鞄を置き木刀を持ち熊の方に走った。
「くたばりやがれー!」
熊の頭めがけて木刀を力を籠めて降り下ろした。
木刀は熊の頭に命中し、変な音を響きかせて熊は倒れた。
「あなたは!?」
女性は熊を倒した事で俺の事に気づいたようだ。
「何とかするからそこにいろ」
「はい」
俺の言葉に女性は頷いた。
プテラノドンは俺に気づき襲ってきた。
「速!」
プテラノドンは想像より速かった。
何とかすると言ったが、速すぎて避けるのがやっとだった。
だが幸いにも大きさはそんなに大きくなく、だいたい180センチくらいである。
「どうしたものか…………」
また突っ込んできたので避けた時、ポケットに手が当たり何かが入っている事を思い出した。
「これは…………………良い事考えた」
プテラノドンが口を開けて再び襲ってきた。
「そんなに食いたいなら食わしてやるよ!」
俺はかわしながらプテラノドンの口に携帯電話を投げ入れた。
携帯電話は見事プテラノドの口に入り、プテラノドンはそんなに大きくなかったため、携帯電話を喉につまらせて泡吹きながら地面に落ちた。
「俺の勝ち」
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