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「大丈夫か?」
俺は女性の方にかけより話しかけた。
女性は長い紫の髪でカワイイ顔をしていた。
「大丈夫です。あなたすごいですね!魔法を使わないでワイバーンとクマを倒す何て!」
女性は目を輝かせて話しかけてきた。
「……………………魔法?何それ美味しいの?」
この女性は何を言ってるんだ?
「……………ハァー」
女性は俺の言葉に唖然としていた。
魔法ともう一度今までの事を考えると、完全に転成や巻き込まれ勇者召喚フラグであった。
「なあ、ここって日本だよな?」
「違いますよ。ここはシナプスですよ」
やっぱりフラグでした。
「マジか……………」
「突然どうしたんですか?」
「何でもない。この近くに町はあるか?」
「はい。距離は今からだと歩いて夜に到着するくらいです」
「道に迷ってしまってな、できれば案内してほしいんだが・・・・駄目か?」
俺の言葉に女性は顔をうつむかせていた。
「町ですか………」
「どうした?何かあるのか?」
「私・・・捨てられたんです。魔力が極端に少なくて100しかないんです」
女性は涙を流しながら話してくるが、魔力や魔法の事は漫画の知識なので何を言っているのかさっぱりわからない。
「俺は詳しいことは何もわからないが、泣きたければ泣け後ろを向いててやるから」
「うん」
女性はこれでもかと言うくらい泣き始めた。
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