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シャワーを浴びて浴室から出て、
リビングに行くと、
瑠奈はクローゼット方にいた。
服でも選んでるのかなって、
濡れた髪をタオルで拭きながら見ていたら、
瑠奈は旅行用の少し大きめの鞄をとりだしていた。
「それどうするの?花火でしょ」
って聞くと、
「しゅんも下着位でいいから、着替え持っててね。」
って、
少し意味深な笑顔で言ってきた。
「えっ、待って、マジ何処いくの?」
そしたらもっと笑顔になって、
「熱海の花火大会」
それを聞いて、きょとんとしていた俺が何か口にする前に、
「大丈夫、旅館とってあるから。」
「お願い、行こっ。」
その言葉に、また唖然としている俺に、
「良いじゃん、明日も休みでしょ。付き合って」
って更に嬉しそうに瑠奈はいった。
そのまま勢いに押される形で、
「あっ‥はい」
って俺は答えていたんだ。
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