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二人で吉祥寺駅を目指して歩いていた。
いつも通る歩き慣れてる道で小さな商店街になっており、通りには雑貨屋、コンビニ、有名ラーメン店等があった。
500メートル位の長さたが、
この通りにはラーメン屋が4件ほどあった。
歩いてる途中、
小さな店で陶器の茶碗等が売っている店の前を通りかかった時、
瑠奈が、
「ここにおじいちゃんが、いつも座ってるんだよ。なんかかわいいんだ。
今度ここで何か買おうよ。」
俺も通勤で毎日通るから、
このお店があるのは知っていたけど、
凄く古いお店で店内以外にも、
店前の道路まで商品が並んでいた。
骨董屋ぽい感じてのお店で、
店先に背もたれのない木製の椅子が置いてあるのは知っていた。
「何、売ってるの?」
って聞くと、
「しゅんが使ってるお茶碗。安いんだよ。100円だし、おじいちゃん優しいんだよ。」
「マジで、全然知らなかった。」
そういうところまで見ている瑠奈に感心しながら、
「うん。帰り元気だったら見ていこう」って答えた。
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