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駅弁屋の前に着くと、
沢山の種類のお弁当が売っていてた。
俺は迷いながらも、
穴子の入ったおこわ弁当を選び、瑠奈は無難に幕の内系のお弁当を選んだ。
後、お茶二つ頼んで会計をしようとしたら、
「ビールは、いいの?」
と聞いてきた。
「大丈夫、花火の時に飲むし、さっき寝ちゃったから。」
と言い会計を済ませた。
新幹線でも寝たら、瑠奈の機嫌が良くはならないことが分かってたから。
「えらい」と、
瑠奈が言いながら、
俺の頭を撫でてきた。
「やめろよ。セットが崩れるでしょ」
と言うと、
何回聞いたか分からない位言われたセリフが、
「誰も見てないから、大丈夫だよ。」
と瑠奈が笑顔で言った。
俺はいつものように、
少しふてくされた振りをして、
手ぐしで髪を直しながら、
「ホーム行こう。トイレ大丈夫?」
瑠奈が、
「トイレ行く。」
っと答え二人は、
新幹線乗り場付近のトイレに向かった。
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