熱海2

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駅から出ると、 すがしがしい風が流れていた。 10月とはいえ暖かい日だった。 「天気良いし綺麗な花火が見れそうだね。」 と瑠奈が言った。 「そうだね。ビールも美味しくいただきます」 と少しふざけて答えた。 「どうぞ、花火よりビール楽しんでね。」 と呆れた様に瑠奈が答えた。 腕時計を見ると17時を少し回っていた。 「瑠奈、ごめんちょっとお店に、電話するね。」 俺は連休をとっているが、 お店は今日も営業する。 いくら休みとはいえ、 電話は繋がる様にしていなければならなくて、お客様から呼ばれたらお店に行く事だってあった。 今しなければいけない事は、 店の状況確認。 担当の社交の出勤確認。 来客予定の確認。 担当社交のヘアメイク時間を確認し担当の社交に伝えて、 来客予定の確認をすることだった。
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