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駅から出ると、
すがしがしい風が流れていた。
10月とはいえ暖かい日だった。
「天気良いし綺麗な花火が見れそうだね。」
と瑠奈が言った。
「そうだね。ビールも美味しくいただきます」
と少しふざけて答えた。
「どうぞ、花火よりビール楽しんでね。」
と呆れた様に瑠奈が答えた。
腕時計を見ると17時を少し回っていた。
「瑠奈、ごめんちょっとお店に、電話するね。」
俺は連休をとっているが、
お店は今日も営業する。
いくら休みとはいえ、
電話は繋がる様にしていなければならなくて、お客様から呼ばれたらお店に行く事だってあった。
今しなければいけない事は、
店の状況確認。
担当の社交の出勤確認。
来客予定の確認。
担当社交のヘアメイク時間を確認し担当の社交に伝えて、
来客予定の確認をすることだった。
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