熱海3

2/19
前へ
/694ページ
次へ
エレベーターを降り、 廊下を進むと突き当たりに307号室があった。 女性従業員が 「どうぞ」と、 鍵を開けると玄関の奥に木製の床の廊下があり その左右に白いドアがあった。 多分トイレとユニットバスだろうと思った。 その突き当たりに襖戸があり、 戸を開けると 8畳程の畳の部屋があり、 その中央に低い少し大きめな茶色いテーブルがあり それに向かい会う様に 木製の座椅子に座布団が敷いてあった。 お互いが座り鑑賞しやすい位置に、40インチ位の薄型テレビが置いてあった。 俺は、畳の匂いに心地良さを感じた。
/694ページ

最初のコメントを投稿しよう!

156人が本棚に入れています
本棚に追加