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そんな中、君(瑠奈)と出会った。
君は新宿駅のホームにいて、
俺は一目見て見とれた。
いや惚れた。
綺麗な栗色のロングヘアーでとてもとても白い肌。
都会人っぽいオーラがあって、まだまだ都会に慣れていない俺には声をかけづらい雰囲気が漂っていた。
田舎では、ナンパで声をかける事は沢山あったけど、
これはナンパじゃない、
今声かけないと絶対後悔するって、直感的に思ったんだ。
今ではなんて声かけたか、
何を話したか覚えてないけど、
とにかく必死だったんだよ。
緊張して、たじろいでる俺に、
かけてくれた君の笑顔は、
今でもはっきり覚えてる。
俺からしたらとても輝いていて、
真っ直ぐ君の顔が見れない位
輝いていたんだ。
それが始まりだったね。
連絡取るようになり、
何回かデートを重ねて深い関係になっていたんだよね。
仕事の方は、
歌舞伎町のある店の面接に行く事にしたんだ。
求人雑誌で探して。
そのお店はとても綺麗で、
フロアの壁が白のレンガでできていて、
至るところにネオンの円柱型の水槽があり、ソファー、テーブルも白く、全体的に白を基調とした落ち着いた内装だった。
俺は、緊張しながら面接を待っていたんだ。
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