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ここは、Novility City…。
金の溢れる街。
そして、ある薬を研究し続ける街でもる。
この街の、ある研究所内。
研究員たちが、何か作業をしている。
「どうだ、今回は。」
小柄な白衣の男が、もう一人の白衣を着た男に尋ねた。
「ダメだったようです。元々あるD5Pと、効果の表れる時間は同じです。が、薬そのものは、前回のものよりも強力なようです。」
「そうか。」
小柄な男は、眉間に皺を寄せる。
「実験台として来た、あの少女は?」
「投薬されたのが、研究所到着し、すぐでしたので…13日目に死亡を確認。S.C.の住人三名により、埋葬は完璧に終了しています。」
白衣を着た男は、メモのようなものを読み上げた。
「まあ、我々の研究の進み具合いを思えば、成功だろう。」
小柄な男は、ニヤリと笑う。
「そうですね。」
「次のために、新しい実験台が必要だな。」
「早急に…。」
そう言うと、その研究員は部屋を出た。
Slave City…。
さっきの研究員が、貴族と共に来ていた。
「次は、どのような人材を?」
綺麗なスーツを着た貴族が言った。
「今回は…そうだな。前回は女児だ。今回は男…大人の男はどれだけいる?」
さっきの研究員が、貴族に尋ねた。
「そうですね、使える男は…ザッと1000人以上は…。」
「痩せ型、標準、小太りと、体格がいいのを二名で、五名ほど…金はあるんだ。」
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