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小柄な研究が、PCで作業をしている。
“D5P調合結果→成功。調合物質→イキル・チヌの血液を同量+青酸カリを致死量”
“アップデートしますか?”
“アップデート”
“アップデート完了しました。”
「これで、俺の天下も夢ではない…!!」
男は、不適な笑みを浮かべた。
D5P→猛毒。N.C.とS.C.の血液を混ぜるても可能だが、N.C.とS.C.の混血である血が有効である。混血の場合、血液では致死量に満たない程度の毒を持っている。
混血から毒のみを採取し、凝結させると猛毒になる。
毒は数秒で身体を巡り、死体の表皮から水滴となって浮き出たものが、五時間ゆっくりと蒸発し続けるため、素手で遺体に触れてはならない。
注)この薬は、決して変異させてはならない。
毒性がさらに強くなりすぎてしまうため、解毒剤を作る事は、非常に困難である…。
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