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二ーチェは、キリスト教的な刺激に 基づいてキリスト教に反対するという、
矛盾と云えば、矛盾との因果である。
二ーチェ自身は、元々、両親共に、敬虔なキリスト教信者である。が、
何故其の彼が、キリスト教の絶対神である。
『神は、死んだ』といったのか
驚く事に、神の死の原因は、キリスト教だと言うのだ。
証拠となるモノは、キリスト教より、以前の人間の基盤となっていた、真理が、キリスト教が現われるに及んで、全く破壊された。中でも、ソクラテレス以前のギリシャ人の真理の生活の悲劇的が破壊されたからと言うのだ。
是に反して、キリスト教は神とか道徳的世界秩序とか 不死とか罪とか恩寵とか救済とか言う様な虚構ばかりを設けた。
其の事を踏まえて、ニーチェは、即ちキリスト教の当然の帰結に依って神は、死んだといった。
だが、神は、人間に取っては、或る事に於いては、無頓着と言うか、無関心にならざる得ない存在に変わってしまった
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