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要らぬ仕事を引き受けてしまった俺は、
退室して控えめにため息…
自席に着いて、今日の授業の確認をしていると、
隣の席の…桑原先生が、
「とうとう赤紙ですか?」
佐藤先生の仕事を引き受ける人間に赤紙が届くなんて言われ方をしていたので、
そう評したんだろうけど、もらっちゃった俺には冗談にも思えず、
「届きました。臨時が見つかるまでの辛抱だと言われましたが、
特攻に回されないうちに見つけてもらいたいです。
臨時さんを…」
力の無い言葉に苦い顔をして、
「今晩飲みにいこうや。」
肩を叩かれ、やけにホッとする。
休職中の佐藤先生と同じくらいの年代で、
四歳と二歳のお子さんを持つ桑原先生は、
国語担当。ちなみに俺が副担を持っているクラスの担任。
…と言うことで職員室では隣の席。
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