教室の窓から。

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「まっ、いいけど!そう言われたら俺、せんせフリーだと思うからね!」 そう言うと加治屋くんはカバンを持って席を立ち上がる。 よく言ってる意味がわかんないけど、、、 彼氏いるっていう噂流されるよりはマシか! 「はいはいご自由にどうぞー」 「・・・絶対意味分かってないでしょ」 「え?なんて?」 「なんでもない!せんせ、ばいばい」 そういうと加治屋くんはバタバタと廊下を駆けていった。 気のせいか、ちょっと怒ってるような悲しんでるような複雑な顔をしてた気が・・・した。 「まっ気のせいだよね」 私は職員室に戻るためにパソコンの電源を切った。
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