教室の窓から。

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私も学生の頃は好きな先生がいたもんだ。 友達と先生と話せたらきゃっきゃっしたりしてた。 でもそれってラブじゃなくて、ライクっていうか、フェイバリットっていうか・・・ とにかく付き合いたいとかそういう感じではなかった。 「ただ大人の恋愛に興味があるお年頃なだけだよ~」 「そうかなぁ、なんか。マジな香りがする。」 紫乃が怪しむ目でこちらを見てくる。 「気にしすぎだって!でも毎回聞かれるとなるとなぁーーー、、なんて答えればいんだろ」 「超絶イケメンの彼がいるとでも言っておけば?」 イカをかじりながら半笑いの紫乃。 ふざけてる。 「超絶って・・・」 ぶっちゃけ私の彼、 飯田淳士(いいだあつし)さんの顔は中の上くらい。
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