三光鳥

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漆黒の長い尾を靡かせ彼・三光鳥は大空を闊歩する。その幻想的な碧の瞳は見た者全てを魅了させてしまう程強く、そして美しい。 「今晩和。少しお邪魔させていただきますね。」 森の長・万年樹に一言告げると、彼は森の淑女達が見守る中、少し開けた場所に降り立った。 ――今度はどんな幼子が産まれるかの? 万年樹は楽しそうに彼に問いかける。  
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