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「そういえばお前って雌?」
子竜に聞くと、コクコクと頷いた
「雌みたいですね」
「ナチュラルに会話に入ってくるなよ」
「仕方ないじゃないですか、さっきまで話しかけても無視されてたんですから。それよりも!このドラゴンはなんて名前なんですか?」
「名前はまだ決まってない」
「私が考えてもいいですか?」
「ん~お前はそれでもいいか?」
「キャウ!」
「いいって」
「やったぁ!じゃあ考えますから、ちょっと待っててください!」
=====ドラゴンと戯れ中=====
「決まりました!!」
やっとか、30分くらい待ったぞ?
「どんなんだ?」
「この子の名前は!エリィです!!」
普通だな、ネタに走るかと思ってたんだけど
「だって」
「キャァァァウ!!」
めっちゃ嬉しそうだな
「嬉しそうだな、よかったじゃないか」
「はい!喜んでもらえてなによりです!
あ、気になってたんですけど、ジンさんって学園には通ってるんですか?」
学園?
「通ってないけど…何で?」
「えぇっ!?この国は18才までは義務教育ですよ?」
「じゃあ、学園通わなきゃならない感じ?」
「もちろんです!ギルドに登録した時点で、この国での身分は証明されているようなものなので、編入自体は簡単だと思います」
身分証明そんなんでいいのかよ
「試験とか無いの?」
「筆記と実技がありますけど、どちらか片方だけでも基準に達していれば編入できますね」
片方?
「余裕じゃね?」
「まあAランクを無傷で倒す程の実力があれば余裕でしょうね」
「そっか、じゃあ明日にでも学園行くかな」
「頑張って下さいね?」
「分かってるよ」
その後、ドラゴンの素材を少し換金したり、安くて評判のいい宿屋をエルに聞いたりして異世界生活一日目を終えた
「キュゥン…」
「あ」
エリィが空気だったわwww
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