549人が本棚に入れています
本棚に追加
「さてと、寮に行きますk「ジンさぁぁぁん!」なんだよ煩いな…ってエルか、何か用か?」
「いやいや、何なんですか!?あの試験内容!ジーク先生ってあれでもSSランクなんですよ!?」
あれでSS?
「嘘つきは泥棒の始まりだぞ?」
「えぇっ!?そうなんですか!?」
「嘘だ」
「ジンさん泥棒だったんですか!?
ってあれ?何の話してたんでしたっけ?」
エルってバカの子だったのか…
「寮まで案内してくれるんじゃないのか?」
「あ、そうでした!じゃあ行きましょう!」
「Zzz…」
さて、どの位時間かかるのかね~
~~~~~~~~~~~~~
「疲れた…」
「「Zzz………」」
俺は今、頭にエリィ、背中にエルを背負った状態で高等部寮の前にいる
ここに来るのは本当に大変だった…
エルが「寮までの登下校は歩きなんです!!」とか訳のわからない事を言い始めて移動方法が徒歩になったり
エルが「あ!ここのお店一度入ってみたかったんです!!」とか言ってアクセサリーの店に入ったはいいが1時間ぐらい出てこなかったり
エルが知らない間に歩きながら寝ていて道に迷ったりした
「あれ?全部エルのせいじゃね?」
少しイラっとした…
「ここなんてホテルかっつーの」
寮の外観は洋風のホテルだけどてっぺんが見えない
「異世界に来た時点で俺の常識なんて通用しないか…」
俺はこの世界の常識について考えながら寮に入った
「「Zzz………」」
「ハァ…」
最初のコメントを投稿しよう!