オシゴト

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ギルド「神の目」 外装は随分と古い感じがしていて、店で言うなら老舗って感じがする。 だから恐らく、長い間存在していたのだろう。 早速中に入って、ギルドマスターに会いに行く。 ギルドマスターは、ギルド内のテーブルで談笑していた。 俺はギルドマスターに近づいた。 「あの……… 失礼ですが、このギルドのマスターでいらっしゃいますか?」 恐る恐る尋ねると 「おうよ。 何か用か?少年。」 「実は、学院で課題を出され、それがギルドの依頼をこなすことなのですが………」 「おぉ、話は聞いているぞ。 好きな依頼をこなすがいい。」 「ありがとうございます。 それで仮所属バッチは?」 「ん?あぁ、忘れていた。 ほれ。」 ギルドマスターは俺に半径10センチほどのバッチを投げた。 俺はそれをキャッチし、胸に着けた。 「ところでお前さん、名前は?」 急に名前を尋ねられ、俺は 「尾畑智です。」 と、正直に答えた。 「そうか、では尾畑よ。 お前さんへの依頼はこの儂が選ぼう。」 は? 「えぇ?何故ですか?」 「学院からのテキストによると、尾畑智には難しい依頼を提供するよう、書かれておるからな。」 はあぁぁぁぁぁ! 訳がわかんねぇぇぇぇぇぇえ!
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