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新学期初日、俺を待っていたのは受け入れたくない現実。
というのは、昨年度の成績でクラスが分かれており、クラスでのドベはドベから抜けられない限り、雑用係。
俺は実技は全然出来ないし、ペーパーテストはあまり成績に反映されないから、ドベ決定なのだ。
心機一転頑張ろうと決めたのに、いきなりテンションが下がる。
それに加え………
「よう、落ちこぼれ君。」
こいつに会ってしまうとは最悪だ。
自称エリートの高宮慎太郎。
エリートって言っても、自称だから実力は高くない。実際、こいつも俺と同じ下級クラス。
「落ちこぼれって、勝手に決めつけんなよな。」
慎太郎は満面の笑みを浮かべ
「これ見てみろよ。」
それは一枚の紙切れ。そこには………
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