ガクイン

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中庭 「準備はいいか?」 「いつでも来なさい。」 「なめるのも大概にしやがれ。 ウォーターボール!!」 高宮が水系の初級呪文を唱えた。 小さな水の玉が数個、高里に襲い掛かる。 「避けるまでもないわね。」 高里に当たるが、高里にはダメージは無さそうだ。 「なっ!!」 「こんな初級系の呪文、私の付加防御の前では無力よ。」 高宮を見下す。 「貴方には罰が必要ね。 チェンジ武器メイク。 サンダーランス。」 武器メイク? なんのことだ? 高里の手には2メートル程の槍が握られている。 「どこを狙おうかしら?」 「や、やめろ!! 分かった、降参する。」 「男が勝負逃げ出していいと思ってるの?」 「ひ、ひぃぃぃぃぃ!!」
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