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人、違和感の正体はそれだった、
ドラゴンと共にいる、それは有り得ないことでありアキを警戒体制にするに十分な情報であった
古来よりドラゴンは群れを組まない、それは天敵と言える種族が存在しないからだ、彼等にとって他の種族は餌、それほどにドラゴンは孤高なる種族
だからこそ人間と共にいるのは有り得ないこと、襲われているなら分かる、だが視界に入ったのはドラゴンと話しをする姿、異常
目的に近付くにつれアキは警戒をさらに強めた、混乱する脳を沈め、やるべき事を自身に告げる
「魔族の可能性があるわ、捕獲後尋問」
有り得ない人間説より現実味がある、だがその場合新たな問題が浮上する、何故ここに魔族がいるのか、だがアキはその考えは捨てた
魔族は要危険種族、人間を滅ぼすために生まれた種族、見過ごせない
そう思考していたとき動きがあった、アキは直ぐに叫ぶ
「止まりなさい!」
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