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「さて、どうなのじゃ?」
「…彼氏ですか」
「ヌシはまだ若い、色々経験しとくのも悪くはないぞ?」
「ですが、私は自分より弱い男と付き合うつもりはありませんので」
「…前から言おうと思っておったのだが、その条件は厳しすぎるぞ」
どこがだろう?自分を守って貰える彼氏は当たり前の事だと思うけれど
「まあ、ヌシがそう決めたなら仕方ないのう」
「もうよろしいでしょうか?私はこれから王都に向かわねばなりませんので」
国王が何か言いたいことがあるみたいだし…騎士団長の事かな
「うむ、時間を取らせて悪かったの」
「いえ、では失礼します」
アキは一礼し部屋を後にする
「アキより強い男か…」
カイは机に項垂れながらアキの去った扉を見つめていた…
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