結婚条件♪

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ギルドから王都まではそれなりの距離がある 最初は歩いて行くことも考えていたけど、面倒になりました♪ いま馬車に揺られ私、アキは王都に向かってます! 「私この揺れる感覚好きなんだよねー♪」 流れる景色を眺めながら誰に言うでもなく呟く 「着いたぜ」 名残惜しくも馬車の旅は終了、馬車を降りて前を向く 「毎回思うけどでかいわね」 馬車に揺られ一時間、王都を囲む塀と大きな門の前に来た。外敵から守るため塀の高さは10メートル、更にその上から王家の防御専門の師団が常に防御魔法を張っている、たとえ最上級の攻撃を5発くらい受けても傷ひとつ入らないと言うから驚きだわ 「まったく、本当に5発攻撃しても壊れないのか試してみようかしら?」 「おお待ちください!」 独り言のつもりだったんだけどな アキの到着を門の前で待っていた王の家来が慌てた様子で止めにはいる 「冗談よ」 「困りますよ"大海の姫"様、あなた様の最上級は1発で5発分の質なんですから!」 「だから冗談よ」 「はあ…もういいです、さあ私に捕まってください王の元へ転移します」 王都には対転移魔法があって外から転移して中に入ることはできない、門の内側に入ってから初めて王都の中を自由に転移できる。私達は門を潜り王の元へ転移した
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