桜舞うあの道で
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最初に口を開いたのは鉢巻を巻いた人だった。 「観月、その子誰?」 「あぁ、この子は桜さんですよ。今日一緒に練習をする約束をしたんです」 「へ~、よろしくね」 「よ・・よろしくお願いします・・って・・あれ?」 「どうかしましたか?」 「いや・・私観月さんに名前まだ言ってないはず・・」
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