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「あ、ごめんね。迷子って珍しいなって。 …って事は転校生?」 「はい、あの今日からお世話になります。よろしくお願いします」 「うん、よろしくね」 何が可笑しいのか私には分からないけど、目の前の彼は楽しそうに笑っている。 花みたいに綺麗に笑う人だなぁ。 そういえば、制服をきちんと着ている私とは違い少し着崩している様子から見ると、彼は上級生なのかな? それにしても、ここで何をしてたんだろう。 「…………の?」 「え、えっと、何でしょうか!」
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