2年B組の休み時間でのこと

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隼太「新吾」 新吾「なに?」 隼太「新吾の得意技、空気を読んで貞操を捨てる、なーんてしない?」 新吾「若干の躊躇いが、あるんだ……」 紗凪「うわっ、男同士で貞操の蹴飛ばし合いしてる……きもっ!」 新吾・隼太「「いやいやいやいやいや!?」」 謙吾「えぇいっ、さっきから聞いていれば……貴様等情けないとは思わんのか!?」 真人「謙吾!?」 謙吾「人一人の命が関わっているというのに……いつまでも貞操の話を愚痴愚痴と……貴様等それでも日本男児かっ!?」 理樹「っ!!!!!? けっ、謙吾! 僕が間違ってた! 貞操なんか気にして、大切なこと忘れてた! 杉崎君は僕が助け」 来ヶ谷「理樹君があんなキショイ男と人工呼吸するところなんて、耐えられる訳がない!」 理樹「来ヶ谷さん! 離して! はなしてぇっ!」 来ヶ谷「ついでに中目黒少年もだ」 中目黒「わ――っ! 杉崎君――っ!」 アンジェ「みなさん、お待たせいたしました! AEDを持って」 佳奈多「アンジェリーナ・菜夏・シーヴェル! 廊下は走るなぁぁぁっ!」 アンジェ「はひっ!? ふっ、風紀委員長さん! すいませんでした! では屋根裏から……」 佳奈多「屋根裏なんて言語道断!」 アンジェ「わひっ!?」 佳奈多「そもそもあなたはただでさえ、認可されているとはいえその服装が著しく風紀を乱し――」 愛理「アンジェ、捕まっちゃったみたいね……」 準一「このままじゃ、鍵が……たすからねぇっ!」 優姫「じゃあ、あんたがすればいいじゃない、人工呼吸」 準一「ただでさえお前とのキスネタで学園中からやんややんや言われてるのに、これ以上被害ふやしてどうすんだ!」 優姫「いい気味だわ」 準一「ひでぇっ!?」 恭介「よう、どうしたんだ、お前ら」 理樹「恭介!」 恭介「ん……ちら……ほら、なるほどな」 理樹「何が!?」 恭介「まかせとけ、お前ら、この事態、俺が解決してやる」 一同『え!?』
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