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「ん?どーした?」
「オイラは元気だよ?」
そう言われて一瞬驚いた顔をしたけど、すぐに甘い笑顔になった。
「知ってるよ。」
「ふふ、しょーくん好き。」
「俺も径くん大好き。」
この人達ついにイチャイチャし出したよ。
さっきの私の将さんに対する心配を返して下さい。
本当にそう言ってやりたいくらいだ。
「はぁ‥」
将さんが仕事を放棄してリーダーと抱き締め合いだしたから、布巾を手に取って代わりに私がテーブルを拭く。
テーブルを2つ拭き終わったその時、自分の耳を疑うような声が再び聞こえた。
「んっ‥しょぉく//」
「なに?」
「あっ//」
「綺麗に痕ついたよ径くん。」
そう言って深い口付けを交わす。
・・・嘘でしょう。
何故またそうゆーことになる?!
貴方達、今隣に私が居るの分かってるでしょ!!
「はぁー」
本日何度目かの溜め息をついた。
「あ、かずー!俺は準備出来たよ☆」
「まさ、助けて‥」
私がそう言うと、彼らの方を見て『ありゃ☆』と言った。
"ありゃ☆"じゃないよ。
本当に、どうしてくれるんですか。
「うん、開店時間遅らせよー!!ほら。かずも手伝ってー!!」
「え、あ、、、はいっ!」
そう返事をして、私はそそくさと部屋を出た。
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