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結局俺はかずが出て行った後、径くんの挑発に上手に乗せられて‥抱いてしまった。 そのせいで開店時間が遅れたとかずと百合が怒っているのだ。 そして今俺と径くんは正座でかずと百合の説教を聞いている。 「はい。」 「将さん本当に分かってます?!」 かずの少し怒鳴った声にびっくりして、『分かってます!』と言う。 百合も相当怒っているようで、"俺ら"をというより"俺"を睨んでいる。 『仕掛けてきたのは径くんなんです』なんて言いたいけど言える訳ない。 隣で正座をしている径くんを見ると、俺を見てふにゃりと笑う。 この笑顔を見て何でも許せるような気がする俺は相当径くん馬鹿だと思う。 「はい。それじゃ、おーぷんすっぞ。」 説教中にも関わらずそれを無視してこんなことが言える俺の彼女は本当に無敵だと思う。 「はーい☆早くopenしよしよ!!お客さん待たせてるし!」 まさのその言葉が効いたのか、二人は手を差し出した。 その上にまさの手、径くんの手、最後に俺の手を乗せた。 「よし!じゃあきょおーも、まきおこすぞー!!」 「「「「おー!」」」」 幸せそうに俺を見て微笑む彼女に、俺も満面の笑みで微笑んだ。 「いらっしゃいませ。何名様ですか?」 そんな今日も素敵なお客様への対応は紳士のように、しっかりと。 to be continue... *
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