02

6/7
前へ
/233ページ
次へ
しばらくして、一番先頭にいる男がメガホンを後ろの人から受け取った。 なんだその黒いオシャレな形のメガホンは!! まさか…私たち生徒を囮に脅迫するんじゃないか!? こんな学校全然お金ないのに…。 いや、でも見た目的に悪い人達ではなさそうかな? そうこう考えていると、先頭の男がフワッとこちらに顔を上げた。 「え!ヤバ!超イケメンなんですけど!」 クラスの女子が騒ぎ始める。 …確かにかっこいい。 小さな顔に高い鼻。 目は切れ長だが大きい。 青い瞳は宝石のように綺麗だ。 薄い唇は思わず吸い込まれそうな程魅力がある。 ダークブラウン色の髪は柔らかそうでサラサラだ。
/233ページ

最初のコメントを投稿しよう!

94人が本棚に入れています
本棚に追加