経過2

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p.m.2:45 副院長が注射をしてから全然起きなくなっていた。 心配で覗き込んでいた。 そこへ親戚の叔母さんが二人面会にきた。 叔母二人、母の兄と弟の嫁さんだ。 叔母A『ユキちゃん、お母さんどげんな。』 私『熱下がらんとこ。』 叔母B『な~。まだ熱があっとな。』 私『一時期良かったんやけど。また…。』 叔母A『ユキちゃん、今日は私が泊まってあげるから帰っておいで。会社もあるんでしょ。』 私『えっ❗ほんまに?今は熱があるんやけど…』 叔母A『大丈夫。ユキちゃんより経験豊富じゃが⤴』 確かに、仕事も気になっていた。甘え上手じゃない私にとって、初めての親戚への甘えだったかもしれない。 叔母Aは唯一心を許す人だった。
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