第1話 南西の死神

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「南西の死神は、アメが好きって本当だったんだ……」  引きつった表情で乾いたのどを必死に動かして出た言葉。  その場の男子生徒は、その後数十分間の試験官の話など一切入ってこなくなり、ただただ隣の女の子の挙動にビクビクし、なるべく身を小さくするように座っていたのだった。
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