第2話 クラス編成

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 ただただ長い廊下を抜けると、そこは中央地区域広場と呼ばれていて、学園生活3日目に行った場所だった。  予想通りといえば予想通りだが、さっきまでいたD区域から歩いてきた距離的には到達し得ない場所なため、途中でいつの間にか能力の間を通っていたのだろう。 「なぁ、これどっかで能力のトンネル的なもの通ってるよな。いつだったか気がついたか?」  近くにいたやつが小声で他の生徒と話している。 「さぁな、おいアセビは気がついたか?」 「俺も気がつかなかった。かなりレベルの高い移動系異能者だろう。オリジナルかそれに近いレプリカル」  ざわざわしやがって、うるさいのは嫌いなんだよ。 「でも、そんなにすごいならなんとなく名前くらい出そうだけどな」  2万人もの異能者を管理する施設だぞ、対策用の異能者くらいいるだろ。 「だな、まぁもう廊下抜けるぞ」  外から入り込む光で薄暗く感じた廊下を抜けると、その先には大歓声と大きな舞台が用意されていた。
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